222Dが誕生した背景
トヨタ幻のWRCカー「222D」を知っている人っているのでしょうか?私はまったく知らなかったので、この車を発見した時は衝撃的でした。トヨタのWRCといえば、セリカですよね。まさかMR2までWRCに参戦していたのは衝撃でした。この車両はグループS構想に沿って開発を進められた車両ですが、グループS構想自体が立ち消えてしまったためレースに参戦することなく幻になってしまった車両です。222Dプロトタイプカーの生産台数はわずか2台で、お台場のメガウェブヒストリーガレージとイギリスのトヨタモータースポーツに保存されているみたいです。
車両スペック
全長:3985mm
全幅:1880㎜
全高:1290㎜
車両重量:1023kg
エンジン:水冷直列4気筒DOHCターボチャージャー(3S-GE改)
排気量:2053cm3
最高出力:500PS以上
車両スペックだけみたら、モンスターマシンです。(笑)
車両重量1000㎏で500psってことは、パワーウェイトレシオは2kg/ps。比較として、トヨタの現行のFT86が最高出力200psで車体重量1,298kgだから、パワーウェイトレシオは6.49kg/ps。比較して分かる通り、222Dは圧倒的なスペックを誇っています。しかも、3S-GEってことはベースはヤマハが開発してトヨタが生産していたエンジンです。
まとめ
世界のたった2台しかないSW20のWRCカーはお台場のメガウェブヒストリーガレージに行けば見ることができます。かなり、貴重で珍しい車両なので、観に行ってみてはどうでしょうか。車が好きな人でしたら行く価値は高いと思います。